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メディアから金融、農業まで 5Gが変える20の業界




東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドが25日発表した2019年3月期連結決算は、売上高が前期比9.7%増の5256億円、最終利益が11.2%増の902億円で、いずれも過去最高となったそうです。開園35周年記念イベントが好評で来園者数が伸びた影響があるとのことです。今年も来年も新しいエリアのOPENを控えており、夢の国はこれからも盛り上がりそうですね。 さて、今日は5Gが変える業界について触れてみたいと思います。

次世代通信規格「5G」が様々な産業を変えようとしている。5Gの技術によって扱えるデータ量が爆発的に増え、通信速度も桁違いに速くなる。5Gを使い、あらゆるモノがネットにつながる「IoT」や仮想現実(VR)、拡張現実(AR)などの活用が、幅広い業界で広がりそうだ。CBインサイツは各業界がどのように5Gの影響を受けそうかを業種別に解説する。
無線技術は「4G」から次世代に移りつつある。5Gはネットワークの接続を強化する。IoT機器が増えると、こうした機器から生成されるデータの量も増えるため、接続の強化は特に重要になる。
5G技術によりカバー範囲が広がり、ネット接続は安定し、通信速度は4Gの毎秒1ギガ(ギガは10億)ビットから毎秒10ギガビットに上がる。同時に接続できるモバイル機器の数もはるかに増える。
この技術は多くの業界に極めて大きなチャンスをもたらす一方、大規模なディスラプション(創造的破壊)の土台にもなる。スウェーデンの通信機器大手エリクソンによると、5Gは2020年に本格展開され、24年には5G対応のIoTモバイル機器は41億台に上るとみられる。 本稿では、遠隔操作のロボットを使った手術から自動運転車の普及、作物や家畜のきめ細かい管理に至るまで、5Gが根底から覆す主な業界について掘り下げる。

■製造業
5G技術は製造業務の柔軟性と効率を高めて安全性を向上させる一方、維持管理費を抑える。メーカー各社は自動化や人工知能(AI)、AR、IoTを駆使した「スマート工場」を推進できるようになる。
電線やワイヤなどでつながれているロボットもそうでないロボットも、5Gモバイルネットワークにより遠隔からの制御や監視、リセットが可能になる。機械や機器は自己最適化によりプロセスを改善できるようになり、生産や設計、サプライチェーン(供給網)、さらには製品開発さえも効率化する。
5GネットワークはAR画像の品質維持に必要な高速通信をもたらし、遅れもほとんど発生しないため、ARの普及が進む可能性もある。そうなれば、ARを工場での研修や保守管理、建設、修理などに活用できるようになる。
例えば、エストニアのタリンにあるエリクソンの工場では、ARを故障の修理に導入したところ、コストを削減し、生産休止時間を減らすことができた。ARの導入により生産性が50%上がったとしている。5Gの普及に伴い、製造業での用途はさらに広がるだろう。韓国サムスン電子と米AT&Tは米テキサス州オースティンに同国初の製造業向け5G「イノベーション特区」を設立するために提携した。ここでは、5Gが製造業に及ぼす様々な影響を実証実験する。

■エネルギー、電力
5Gは発電、送電、配電、電力の利用に革新的な解決策をもたらす可能性がある。次世代のスマートグリッド(次世代送電網)の特徴や性能を引き出すとも期待されている。
5G技術の活用により、インターネットに接続されておらず、電力消費量も多い機器を低コストの接続で一元管理できるようになる。これによりグリッドを監視しやすくなり、電力需要をより正確に予測できるようになる。ネットにつながったスマートグリッドが増えれば、エネルギーの管理効率は高まり、ピーク電力やエネルギーコストを減らせる。
さらに、5Gによりバッテリーを搭載した機器の寿命が最大10年と大幅に延びるため、エネルギー業界ではIoTセンサーの大量展開が現実的な解決策になる。例えば、パイプラインと共に漏洩検知機を設置すれば、常時監視により大規模な漏洩を防ぎ、ヒトが関与せずに済むため安全性も高まる。
ドローン(小型無人機)を使って発電所を監視したり送電を維持したりすることで、送電線の稼働時間も増やせる。これだけで運営コストを30%削減できる。

■農業
世界の農家はIoT技術を使って水やりや肥料散布の管理、家畜の安全や成熟度の監視、作物の生育状況の把握、空からの作物の監視などの農作業を最適化している。5Gの普及により、これを可能にするIoT機器の導入が拡大される。
農家は5Gを使ってリアルタイムでデータを監視、追跡し、農業システムを自動化できるようになるため、生産性や効率、安全性が高まる。気候変動が農家の新たな脅威となるなか、農業のようなリスクの高い産業ではこうしたテクノロジーを活用して生産を増やしたり精度を高めたりすることが不可欠になる。
現行の通信技術では、スマート農業に必要な大量のデータや通信速度に対応できない。農村部ではまだネットワークが十分に整備されていないからだ。例えば、英国の農村部の約80%はなお4Gの圏外だ。米国では、15年の時点で農村部の住民の半数以上がブロードバンドにアクセスできていない。
5Gネットワークはまず都市部で展開されるため、農業が5Gの恩恵を受けるまでには、大半の業界よりも長い間待たなくてはならない。農村部で5Gが整備されるのは3~4年後になるだろう。

■小売
モバイルショッピングは世界の消費者の間で高い人気を誇っている。18年にスマホで買い物した米国人は1億人以上に達した。 モバイルショッピングへの移行が起きたのは4G/LTEのおかげだ。5Gで通信速度が10倍に増せば、モバイルショッピングはどんな体験になるかを想像してほしい。
5Gが実用化されれば、VRでの試着室や、店舗や自宅でのAR体験が可能になる。5Gでは遅れがほとんど発生しないため、今のように気分が悪くなることもなく、モバイル向けAR/VRアプリを使えるようになる。さらに、自宅にいながらにしてずらりと並んだ服をバーチャル試着できるようになる。
20年には小売業界による商品陳列AR/VRアプリへの支出は約590億ドルに達するとみられる。

■金融サービス
金融機関はモバイル事業に力を入れているため、5G技術により社内業務から窓口業務に至るまでデジタル化が加速する。 5Gでは通信の安全性と速度が増すため、利用者は自分のモバイル端末で即時決済できるようになる。さらに、遠隔での窓口対応も可能になる。顧客は銀行の支店までわざわざ出向かなくても、テレビ電話で個別に対応してもらえる。
ウエアラブル端末が金融サービスに生体情報を提供し、利用者IDを瞬時に正確に確認できるようになる。これにより、生体認証時のミスが減る。5G技術はAIを活用した新しいパーソナルバンキングにも道を開く。AIは顧客のお金の使い方に応じた金融アドバイスを提供する。

■メディア・娯楽
5Gはモバイルメディア、モバイル広告、自宅のブロードバンド、そしてテレビなど様々なレベルでメディアや娯楽の枠組みを大きく変える。AR/VRなどインタラクティブな新興技術の使い勝手の改善にも貢献する。
5Gは遅延がほとんど発生しないため、動画のストリーム配信が滞ったり、停止したりしにくくなる。5Gネットワークでは、映画のダウンロードにかかる時間は現行の平均7分からわずか6秒に減る。5Gが使われるようになれば、ソーシャルメディアやゲームの閲覧、音楽の配信、映画やテレビ番組のダウンロードにかかる時間を1カ月あたり平均23時間節約できる。
AR/VRはコンテンツ制作者が消費者に到達する新たなチャネルとなり、消費者は様々なバーチャルなアイテムやキャラクターを通じてメディアとつながることができるようになる。5Gによりこうした体験が促進される。
英調査会社オーバムによると、5Gで実用化される新たなサービスやアプリによるメディア業界の売上高は、今後10年間で総額7650億ドルに上る。
■医療

5Gは世界の医療を様々な面で改善する上に、効率を高めて商機をもたらす。5Gの活用により、26年の医療業界の売上高は760億ドルに達する見込みだ。
医療システムは患者の詳細なデータから臨床研修、高精細な磁気共鳴画像装置(MRI)やコンピューター断層撮影装置(CT)の画像に至るまで大量のデータを処理するため、より高速で高性能なネットワークが必要だ。
20年に医療業界で生成されるデータは2314エクサ(エクサは100京)バイト(2.314兆ギガバイト)に上る。5Gは遅延がほとんど発生しないため、こうした大量のデータを瞬時に伝送できる。5Gのおかげで、ウエアラブル端末など遠隔監視機器のバッテリー寿命が大幅に延び、患者の健康データをリアルタイムに医師に送れるようになる。
医療従事者はこのデータと、患者の周囲に設置された5G対応IoTセンサーで収集した大気の質などの環境データを組み合わせ、より包括的で臨機応変な治療方針を定めることができる。
遠隔操作のロボットを使った手術の質も高まる。こうした手術では高精細な画像の配信が必要なため、低遅延でハイスループットな(処理速度の高い)通信は不可欠だ。5Gネットワークは遅れがほとんど発生せず、超高速通信が可能なため、遠隔手術を促進できる。

■運輸
公共交通機関や自家用車、商用車が5Gでつながれば、世界中のヒトやモノの移動方法は大きく変わる可能性がある。
5G技術により、公共バスから民間の配送車に至るまでの交通システムの状況が可視化され、管理しやすくなる。5Gネットワークの普及が進めば、各都市はリアルタイムの交通状況を把握できるようになる。
自動運転車が走行する新たな世界で、道路の安全性確保に重要な役割を果たす車車間通信(V2V)も推進する。
ミリ秒の差が生死を分ける可能性があるため、V2Vはリアルタイムに実行されなくてはならない。そのためには、車同士が大量のデータを遅延なく伝送し合える必要がある。5Gネットワークはこれを高信頼かつ低遅延で可能にする。
5Gは路車間通信(V2I)でも重要な役割を担う。信号やバス停、道路などのインフラと車をつなぐV2Iにより交通の流れが改善され、外部の危険要因が減り、車の反応時間が短縮し、公共交通機関はより効率的になる。

■AR/VR
AR/VRの未来は5Gネットワークに委ねられている。米クアルコムによると、ARとVRが順調な発展を遂げるには、低遅延で高密度のネットワークがより安く広範囲に展開されなくてはならないからだ。
ARとVRでは大量のデータ処理が必要となる。信頼性が低く遅延が発生するような接続なら、没入的な体験は台無しになり、利用者は気分が悪くなる。
5Gでは遅延時間が10分の1に短縮され、データ容量とネットワーク効率がそれぞれ100倍になるため、こうした問題に対処できる。これはARとVRが普及する上で不可欠だ。

■保険
5Gが普及すれば全ての保険会社はより正確なデータにアクセスできるようになり、適切な判断を素早く下せるようになる。
トラックによる配送をリアルタイムで追跡できるため、事業保険や海上保険の査定も大きく変わる。
効果的なデータ共有により、生命保険会社は見積もりを提示する際に確かな情報に基づいて正確な判断を下せる。5G対応のウエアラブル端末の人気が高まれば、一定レベルの活動や健康を維持した場合に保険料が安くなる「健康増進型」保険を提供できる。
5Gは無人自動運転という新たな時代を導くため、顧客が事故を起こすと自動車保険会社にリアルタイムのデータと事故の報告が瞬時に送られるようになる。このため、保険会社は保険請求の調査や判断を効率化できる。

■教育
5Gは老若男女の学び方を大きく変える可能性を秘めている。
ARやVRの使い勝手が良くなるため、教師はこれを様々な新しい教育方法に活用できる。例えば、生徒は教室にいながらにして、エジプトのピラミッドから中国の万里の長城まで世界各地にバーチャル遠足に行けるようになる。
ARやVRを活用した教育プラットフォームには、コスト効率やリスクの低減、記憶力の向上など従来の方法よりも多くの利点がある。VRソフトを手掛ける米ネクストギャラクシーと米ニクラス小児病院が実施した研究によると、医療従事者はVRで研修を受けた場合には研修内容の80%を覚えていたのに対し、従来の研修では20%しか記憶していなかったことが明らかになった。
医療や航空などリスクが高い分野の生徒にとって、VRを使った学習は特に有用だ。ただし、これらは5Gの性能がなければ能力をフルに発揮できない。

■クラウドコンピューティング
モバイル端末は処理速度が遅く、大きな遅れが発生し、接続も安定しないため、クラウドを使ったアプリの特性や機能を往々にして生かしきれていない。
これに対し5Gネットワークでは、クラウドアプリの反応や拡張性、柔軟性が向上する。モバイルアプリはこれまで以上に高度になる。
5Gの超低遅延とハイスループットにより、クラウドコンピューティングの接続性は社内LANに接続されたデスクトップパソコン並みか、それ以上になる。遅延や接続の問題がなお頻発する現行のクラウドコンピューティングの性能も高める。

■ゲーム
映像配信サービス「ネットフリックス」や音楽配信サービス「スポティファイ」といった定額配信サービスの人気が爆発的に高まるなか、5Gの解決策でビデオゲーム業界の全く新しい市場が花開く可能性がある。
5Gはクラウド経由でゲームを配信する「クラウドゲーム」における遅延の問題を解決する。遅延は4Gの10ミリ秒から5Gでは1~2ミリ秒に減るため、操作が瞬時に反映されるように思える。
ビデオゲーム配信サービスはコストが高く、動作が安定しないと批判されてきた。だが5Gにより品質が向上し、コスト効率も高まる。 テクノロジー大手各社は既にクラウドゲームの波に乗りつつある。米マイクロソフトの「プロジェクトXクラウド」はゲーム機「Xボックス」のソフトをパソコンやゲーム機、モバイル端末に配信する。一方、米グーグルは利用者が閲覧ソフト「クローム」からビデオゲームを配信できる「プロジェクトストリーム」をテストしている。

■不動産
5GはARやVRなどの新興技術に道を開く。その影響は不動産業界にも及ぶ。
不動産仲介業者は物件のバーチャルツアーを提供できるようになる。見込み客はARセンターを訪れるだけで、仲介業者のオフィスにいながらにして複数の物件を内見できる。
別の州や国の不動産の賃貸や購入を検討している場合にも、モバイルアプリでのVRツアーは有用だ。例えば、予約を入れる前に貸別荘をツアーでチェックできる。5G技術のおかげで、こうしたアプリの動作はこれまでよりもスムーズになる。
5Gの携帯基地局は多くの不動産にとって追加の収入源となる。世界中で数百万台の新たな基地局の設置やリースが必要になるからだ。 だが、これはいずれ物件の重荷になる恐れもある。基地局が健康に害を及ぼすと判明すれば、不動産の所有者が住宅地にアンテナを設置した責任を問われるからだ。

■街の安全
5Gにより公衆安全機能が高まり、緊急時に迅速に対応できるようになる。緊急事態の発生時にその場に居合わせた人は、5Gネットワークを使ったリアルタイムの映像やセキュリティー通信、SNS(交流サイト)などのメディアでの情報共有により第一報を伝えることができる。顔認証や車のナンバープレートのスキャン技術も大幅に向上する。
ボディーカメラ(体に装着するカメラ)やドローン、グループチャット、ファイル共有、位置情報の提供により安全で信頼性の高い映像がシェアされるため、公衆安全コミュニティー内の情報共有は改善する。5GとIoT技術により、犯罪者や被害者を特定する指紋センサーも進化する。
災害発生時には、5Gに接続されたドローンが救援物資を配布したり、行方不明者の特定を支援したりする。
センサーやカメラなど自動機器のネットワーク強化により、治安の全体像を把握しやすくなり、世界の都市は安全に暮らせる場所になる。

■サプライチェーンの管理
5G対応のIoTセンサーを製品に埋め込むことで、サプライチェーン各社は大量のデータをリアルタイムに入手できるようになる。
データには位置や温度、湿度、圧力などサプライチェーンでの適切な商品管理に必要な情報が含まれている。5Gはバッテリーの寿命を最大10年と大幅に延ばせるため、こうしたIoTセンサーはほとんど交換不要になる。
5G対応IoTセンサーをサプライチェーンに導入すれば、手作業での効率の悪さやコンテナを間違った場所に置くことによるロスが減る。サプライチェーンをよりスマートに管理できるようになるため、生産性が向上し、物流プロセスも効率化し、コストを削減できる。

■外食
5Gの普及に伴い、レストランでの接客や調理、料理の配達方法はさらに進化する。
5G対応のIoT機器は食品を追跡し、ごみ処理を改善する。5Gの高速通信と低遅延で性能が増すため、メニューやドライブスルーなどの注文システムは、実際に料理を目の前にしたような感覚を客に提供し、双方向的にもなる。
5Gに接続されたドローンを使えば、レストランは従来にも増して出前を増やせる。5GにつながったARやVRは調理人の訓練や、貴重な在庫の節約に役立つ。レストランでもついにロボットが広く導入されるようになる。
こうした5G技術により、外食産業はコスト削減や、調理の効率化、優れた接客を果たせるようになる。

■観光
5Gは「スマートツーリズム」の台頭に必要な無線インフラを提供する。スマートツーリズムはその土地にこれまでよりも多くの観光客をもたらし、(ARやVRなどで)実体験に近い楽しみを観光客に提供できる。
多くの旅行会社は観光地の魅力を高めるため、既に5G対応テクノロジーの調査や開発に取り組んでいる。例えば、英ウエスト・オブ・イングランド合同行政機構はバースやブリストルの主な観光施設のARやVRの実験プロジェクトに、500万ポンドの助成金を付与。英公共放送BBC、英アニメ制作会社アードマン、英ブリストル大学はこのプロジェクトのコンテンツや技術開発を手掛ける。
ウエスト・オブ・イングランド地方のトップ、ティム・ボールズ氏は「仮想世界でローマ兵がローマ風呂を案内してくれる様子を思い浮かべてほしい。しかも、これが自分のスマホでこれまで体験したことがないほど高精細な全方位映像で実施されると想像してほしい。これが5Gで可能になる」と強調した。
エリクソンはロシアの通信大手ロステレコムと提携し、サンクトペテルブルクにある世界屈指の美術館、エルミタージュ美術館で5Gネットワークを実証実験する。エリクソンの5G技術は現在、美術館ツアーを充実させたり、遠隔操作されたロボットが美術品を修復したりするのに使われている。

■軍事
通信は軍事戦略のカギを握る。通信ネットワーク内でのリアルタイムでのデータ収集と端末への送信は極めて重要であり、5G技術はデータ通信速度を最小化できる。
接続性の強化により混信や遅延を最小限に抑え、前線の生死にかかわる状況でも情報を伝送できるようになる。これにより、戦場での負傷や死を防げる。
5G技術は軍事補給の維持管理でも重要な役割を果たす。装備の使用状況についてより詳細なデータを収集することで、資金状況が明確に把握できるようになるため、将来の軍事予算の策定に役立つ。

■マーケティング・広告
5Gはディスプレー広告をより実体験に近づける上で重要な役割を担い、コンテンツと閲覧者をさらに近づけることができる。
米インテルの予測では、28年にはモバイルディスプレー広告の市場規模は1780億ドルに上る。広告各社は5Gのおかげで、現行のモバイル広告キャンペーンで直面している配信規模や配信手段、効果測定の問題を克服できる。
5Gにより、バナー広告から動く画像や動画を使った広告への移行が進む。視線の追跡や生体情報を活用することで、広告の効果をリアルタイムに測定できるようになる。
日本経済新聞 2019年04月01日配信 メディアから金融、農業まで 5Gが変える20の業界 より引用


総務省は、5Gの移動通信システムの基地局について、携帯電話事業者らの整備計画を現行より前倒しで進むよう施策を講じる方針だそうです。令和6(2024)年度末の基地局数を2割程度上積み予定とのこと。自動運転など幅広いサービスでの活用が期待される5Gを、都市部だけでなく地方でも早期に実用化することが狙いとのこと。来年度に4G基地局から5G基地局への高度化などを対象とした補助金制度を設けるほか、企業や自治体にエリアを限定した5Gの電波利用を認め、携帯事業者以外による基地局整備も後押しするそうです。
今や世界的なプロバイダーとなったファーウェイ(Huawei、華為技術)は、自動車向けの5G通信ハードウェアを発表しました。これは自動車向けとしては世界初、としています。このように5Gの技術は実際に普及をし始めているようです。
平成13年に提供開始した3Gは2020年で終了予定となっており、時代の移り変わりを感じますね。5Gによって生活が変わり、それに慣れてきた頃にもしかしたら6Gが新たに生まれるのかもしれません。その時が楽しみですね。




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