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これから増加が予測されるマイナス金利詐欺にご注意を



こんにちは。不動産担保ローンの日宝です。
先日、関東地方では春一番が吹きましたね。強風により交通機関に影響があった地域もあるようです。
「春一番」の語源は、石川県能登地方や三重県志摩地方以西で昔から使われていたとされており、全国に広まったのは長崎県の漁師たちが強い南風を「春一」や「春一番」と呼ぶようになったためだそうです。※諸説あります。
 さて、今日は先日からスタートしたマイナス金利施策について触れてみたいと思います。

これから増加が予測されるマイナス金利詐欺にご注意を

日銀は,平成28年1月末に開いた金融政策決定会合で,マイナス金利の導入を決定しました。このマイナス金利というのは,民間の金融機関が日銀に預けている当座預金の一部について,日銀から利息をもらえるのではなく,逆に日銀に対し手数料を支払わなければならなくなるようにするもので,日銀がこのような政策を決定したのは,民間の金融機関が保有資金を日銀に預けずに,これを民間企業に対する貸出しなどに振り向けさせることにして,市場に出回るお金を増やして景気を回復させるためです。

■マイナス金利は一般市民の預金には影響せず 誤解してはならないのは,一般市民が民間の金融機関に預けている預金について,直ちに利息をもらえずに逆に手数料を支払う必要が出てくるというものではないということです。なぜなら,民間の金融機関に預けている預金までマイナス金利になってしまうと,それこそほとんどの市民が民間の金融機関から預金を引き出す騒ぎになってしまい,経済が大混乱することになるからです。
このマイナス金利は,住宅ローンの金利等の引下げに繋がるため,住宅ローンを組もうとしている者にはありがたい話ですが,お金を貸す側の金融機関にしてみれば,逆に儲けが少なくなってしまうことになります。そうなると,金融機関としては,顧客の預金利息を引き下げたり,あるいは,ATMの手数料を引き上げたりして,その分を取り戻そうとすることが予想されるのですが,預金利息をマイナスにしてしまうなどということは,さきほど説明したとおり取付け騒ぎになりかねませんので,基本的には考えられません。

■銀行に預けると損をする、という話には注意を
これまで説明したとおり,現在報じられているマイナス金利という言葉は,日銀が民間の金融機関から預かった預金の利息についてのものに過ぎません。しかしながら,きちんと理解しないまま過ごしていると,「銀行にお金を預けていると損をするから,投資しなさい。」などと言って,お金を騙し取られる詐欺の被害に遭わないとも限りません。詐欺を企む者というのは,あらゆる状況を利用しようとします。このような詐欺の被害に遭わないようにするためにもっとも大事なことは,これまでの投資詐欺と同じように,「うまい話」などあるはずがないことを肝に銘じることです。「うまい話」は,通常は他人に話すなどということ自体があり得ないのですから,最初から疑ってかかることが重要でしょう。特に,悪徳業者のターゲットは,お金を持っている高齢者ですから,日常的に接している身近な方々が,高齢者の方々にマイナス金利の意味をきちんと理解してもらうように努めるとともに,その行動に変化がないかどうか,日ごろから注意を払っておく必要があるといえるでしょう。
(田沢 剛/弁護士)


JIJICO 2016年02月10日配信 これから増加が予測されるマイナス金利詐欺にご注意を より引用


あるメガバンクでは、マイナス金利の開始に合わせて普通預金の金利を0.001%へ変更しました。利子0.001%では、100万円を1年間預けても利子は10円です。
銀行に預けても得が少ないという判断からか、タンス預金が注目されているようです。しかし、自宅に現金を隠し持つのは心配なこと。そこで、金庫の売れ行きがのびているそうです。ある都内のホームセンターでは、80,000円弱の金庫が一番人気で売り切れが続いており、前年同期比では1.4倍になっているそうです。
記事内にもあるように、銀行に預けて「損をする」ということはありません。詐欺被害を防ぐために、高齢者には注意を呼びかけていきたいですね。


不動産担保ローンの日宝より
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