ニュース

愛媛銀行、金融業界初のSDNを導入



2015年度卒の新卒就職人気企業ランキングのTOP10を皆様はご存知でしょうか?
1位は全日本空輸、2位が電通、3位JTBグループと続き、10位以内に金融機関が2行(三井住友銀行、三菱東京UFJ銀行)ランクインをしています。就職先としても人気が高い銀行ですが、本日は愛媛銀行の新しいシステムに触れてみたいと思います。

愛媛銀行、金融業界初のSDNを導入

 新ネットワーク基盤は、勘定系や情報系などのシステム単位の複数のネットワーク機器をSDNで統合し、仮想ネットワークとしたもの。従来の環境では顧客ニーズの変化に合わせたサービス提供や店舗戦略に応じたシステムの追加・変更などへの対応で時間を要するなどの課題があり、複雑化したネットワーク構成の簡素化と安全性の向上も必要になっていたという。
 今回の構築によって、同行ではネットワーク構成や通信状態の可視化、一元的な管理および制御が可能になった。設定変更作業や運用などの時間も従来に比べて約30%低減される見通し。新サービスの提供や戦略的なシステム変更などにも迅速に対応できるようになったとしている。
 同行が発行する「愛媛銀行の現況2014」によれば、勘定系、情報系、対外系全てのオンラインシステムをNEC製のオープン系サーバで連携させ、「システム間連携の煩雑さを回避し、正確・迅速な情報連携を実現している」という。

ITmedia  2015年04月08日配信 愛媛銀行、金融業界初のSDNを導入 より引用


「Software-Defined Network(以下SDN)」とは、ネットワークの構成、機能、性能などをソフトウェアの操作だけで動的に設定、変更できるネットワークを指します。例えばネットワークにサーバを追加する際、あるいは1つのネットワークを複数に分割する際や、アプリケーションごとのQoSを設定する際などには、ケーブルの接続をし直したり、1つ1つのルータやスイッチごとにネットワーク管理者が設定をしなければならないといった手間もありました。そういった効率化も実現したと考えられます。
昨年秋に「10年後になくなる仕事」が話題になりましたが、その中に「銀行の融資担当者」も挙げられていました。全てが現実になるとは考えにくい部分もありますが、テクノロジーの進化により金融機関のネットワークや仕組みもより効率的で、便利な時代がすぐそこまでやってきていますね。


ページ先頭に戻る
  • お申し込みはこちら
  • 0120-250-890
  • ご紹介歓迎
  • 高価買取致します