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京都女子大学との団地再生。学生提案のリノベ住戸を量産化へ/UR都市機構



みなさまには団地で遊んだ経験はありますのでしょうか。本日は、近頃見なくなった「団地」に関するニュースに触れてみようと思います。

京都女子大学との団地再生。学生提案のリノベ住戸を量産化へ/UR都市機構
 (独)都市再生機構(UR都市機構)西日本支社はこのほど、京都女子大学(京都市東山区)とともに進めてきた、洛西ニュータウン(京都市西京区)にある「洛西境谷東」(総戸数616戸、管理開始1979~80年)、「洛西竹の里」(総戸数570戸、同83~84年)の2団地において、学生の設計案を取り入れたリノベーション住戸計11戸を完成させた。

 昨年度より京都女子大学家政学部生活造形学科准教授の井上 えり子氏の協力を得て、団地の活性化に取り組んでおり、昨年は学生の設計コンペによる住戸リノベーションを実施。間取りの改良に加え、洗面所まわりに代表される“おしゃれな製品”の選択、壁紙や飾り棚でのアクセントなどを盛り込んだ8タイプを用意した。募集では最高倍率が8倍になるなど、好評を得た。

 今年度は学生提案プランのテイストをそのままに、洗面所まわりの鏡・洗面器・タオル掛けの仕様の統一化、壁材や床材のメーカー標準品化などを行なった上で、採用団地においてリノベーション住戸の量産化を図っていく。

 「洛西境谷東」では、南側3室を一つにつなげて広々した空間を提案した「無限のハコ」(3DK→1LDK・61~64平方メートル)などの3パターンを導入。「洛西竹の里」でも、リビングの腰壁設置で一定のプライバシーを確保した「視える、魅せる、見つける」(3LDK→2LDK・81平方メートル)などの3パターンを取り入れた。

 昨年モデルルーム化したリノベーション住戸1戸(洛西境谷東)と合わせて、計12戸で入居者を募集していく。賃料は「洛西境谷東」が6万6,900~7万4,300円、「洛西竹の里」が8万3,000~8万5,800円。タイプによって従前より家賃をアップさせた。

 今後は、9月6~14日に一般向けの内覧等を開始。9月29日に抽選した後、10月下旬には入居開始予定。

 「今後のさらなる実施については反響を見て決定していく方針」(UR都市機構西日本支社)という。

R.E.port  2014年8月12日  配信 京都女子大学との団地再生。学生提案のリノベ住戸を量産化へ/UR都市機構 より引用


 『団地再生』では人が輝く都市の実現をめざして、その地域が培ってきた生活価値・文化を継承し「持続可能なまちづくり」に取り組んでいるそうです。
 今回は京都女子大学とのコラボレーションでしたが、株式会社良品計画とも「MUJI×UR団地リノベーションプロジェクト」として団地の再生を行っています。団地をまるごとシェアハウスにするプロジェクトを実施したり、団地でのお祭りを行ったり、「家」だけではなく「暮らし」に対しても提案を行っているそうです。
 この団地再生事業は各地で行われており、リノベーションによっておしゃれで環境にも優しい「DANCHI」に生まれ変わってほしいですね♪



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