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【今週のリケジョ小町】農業と金融をつなぐ




こんにちは。不動産担保ローンの日宝です。
経済産業省が、新たなキャッシュレス普及策として、地方の鉄道やバスなどの料金支払いを統一規格の「QRコード」決済で行えるようにする検討を始めたそうです。
実現すれば、事業者の違う交通機関でも、スマートフォンで簡単に運賃を支払えるようになるそうです。キャッシュレスな生活がますます進みそうですね。
さて、今日は、農業と金融・ITの融合について触れてみたいと思います。



 お客さまと近い距離で寄り添える点に魅力を感じます」―。日本政策金融公庫の松田尚子(30)さんは、農業や加工食品分野の融資審査に携わる。民間の銀行から資金調達を受けにくい農業者や、これから農業を起こす経営者などへ融資を行い、大切なお金を地域のために活用する“頼れる存在”だ。

■農家の負担、少しでも軽く
小さい頃からそろばんを習っていて、自然と数学が好きになりました。さらに知識を深めたいと、数理論理学が学べる筑波大学理工学群数学類科に入学。さまざまな数字や図を組み合わせてロジックを積み上げ、一つの答えを出していく経験が現在の仕事に役立っています。
 就職では経済活動に密接に関わる金融の仕事に魅力を感じて企業を希望しました。実家が兼業農家で祖母と畑に出て野菜を育てていたこともあり、農業者を金融面で支える当社を選びました。
 入庫して最初に配属されたのは青森支店です。人見知りの性格で当初は苦労しましたが、農業分野の融資に対応するため必至で知識を頭に詰め込み、担当するお客さまの現場に足を運んだり資金繰りの相談に乗ったりしているうちにコミュニケーションが楽しくなりました。借り入れの申し込み以外でも気軽に相談してくれる農家さんも増えました。
 仕事をする上で大切にしていることは、少しでもお客さまの負担を減らすこと。お申し込みいただいた融資案件について検討する業務を行っており、打ち合わせ時にお持ちいただいた決算書を入念にチェックした上で適切な判断が下せるよう心がけています。今後も融資などの現場に近い仕事を続けたいです。
 おいしいモノが大好きで休日はグルメ巡りをしています。食べた分はホットヨガでしっかり消費することも忘れません。

日刊工業新聞 2018年10月15日配信 【今週のリケジョ小町】農業と金融をつなぐ より引用


農業と金融やITの融合は「アグリテック」と呼ばれ、近年注目を浴びています。 宮崎県の新富町商店街では、 農業に関連する一般財団法人こゆ地域づくり推進機構がコワーキングスペース「アグリテックラボ」を11月に開設するそうです。
これは、IoTやドローン、 画像解析、 コンサルティングなど、 農業のコストダウンや高品質化につながる先進技術を保有する事業者を誘致し、 新富町の基幹産業である農業を支援するための取り組みで、地元農家や各種関連事業者との協働、共同研究・開発を促進し、アグリテック事業の成長と拡大をはかる目的があるそうです。空き店舗を改装したショップには、シェアオフィスの他、カフェも同エリアで営業しているそうです。
他にも、雑草の量やクロロフィル濃度を確認するためのドローンや、生産管理のためにブロックチェーン技術が活用されるなど、海外ではすでに実用化が進んでいます。また、米国を中心にアグリテック事業を展開する企業の投資が広がっており、この波はやがて日本にもやってくると考えられます。
アグリテックが普及されることで、効率的に生産ができるようになれば、継承者問題も少し解消へ向かうのではないでしょうか。普及が楽しみですね。



不動産担保ローンの日宝より
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