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長谷工、「ICT マンション」年度内にも企画




こんにちは。不動産担保ローンの日宝です。
米アリゾナ州、グレンデールにあるミッドウェスタン大学の解剖学准教授ジャスティン・ジョージ氏は、 STAX3D という地元企業と協力し、アーテック社製 3D スキャナーを用いて尻尾のないアメリカアリゲータ ーの人口尻尾を作成したそうです。人口尻尾をつけてから 5 週間くらいで慣れ、自由に動き回ることがで きるようになったとのこと。3D スキャナーの新しい利用方法になりそうですね。
さて、今日は ICT の利活用ついて触れてみたいと思います。



株)長谷工コーポレーションは、グループ各事業での ICT 活用を強化する。
設計施工の効率化だけでなく、 そのデータをマンション販売や管理など様々な場面でも活用する BIM(Building Information Modeling) に加え、居住中のマンションにさまざまなセンサーを組み込み、そこから得られる情報を事業の効率化や 次世代商品にフィードバックする「LIM(Living Information Modeling)」を加えた新たな情報プラット フォームを構築。LIM 導入に向けた「ICT マンション」を、今年中に施工する物件で企画していく。
同社は、2012 年から設計現場への BIM 導入を開始。すでに、6 割の物件で BIM を用いて設計しており、 作業工数などを設計段階で 3 割、施工段階で 2 割効率化。年度内には、すべての設計物件への導入が完了 する予定。また、そのデータは、販売現場での VR モデルやホームページでも活用している。
LIM は、マンション内に、温湿度や気圧等を計測する環境センサー、地震センサー、居住者の住戸内で の動きをモニターするセンサー等を設置し、常時モニタリング。そこから得られるデータを BIM にフィー ドバックし、マンションの設計・施工だけでなく、セキュリティや見守り、防災、メンテナンスなど、居 住者の快適性や安心・安全といった「暮らしやすさ」向上に生かしていく。
システム開発では、先端企業 や研究機関と協業。自社開発にこだわらず既存のシステム等を活用しながら進め、そこで得られたデータ をオープンにし、同業他社との業界標準とする「オープンイノベーション」の考えで進める。
すでに、一部の自社物件に地震センサーと環境センサーを設置しモニタリングをしており、今年度施工 する物件への組み込みを目指す。
1 日会見した同社専務執行役員の池上一夫氏は「ハードの情報である BIM とお客さまの暮らしの中のソ フト情報である LIM をクラウド上に蓄積し、建築生産現場の効率化と暮らしの付加価値向上に活用してい く。パートナー企業とオープンな形で開発を進め、高品質の住まいづくりと、安全快適な生活を提供して いきたい」などと抱負を語った。

R.E.port 2018年8月1日配信 長谷工、「ICT マンション」年度内にも企画 より引用


マンション等の物件での ICT 活用が目立ちますが、ICT は様々な分野での活用が広がりはじめています。
福井県内の新北陸トンネルの入り口近くの新幹線用の変電所工事では、ドローンによる 3 次元測量した データを基に建機をコントロールする技術が導入されました。
「土木工事は劇的に生産性が向上した。(建機の)マシンコントロールなんていう想像もしていなかった ことができるようになっている」。道端組の道端健太常務は ICT の効果についてこう話しているそうです。
また、中部電力とインターネットイニシアティブ(IIJ)は、2020 年 3 月までの期間、静岡県磐田市・ 袋井市内で、ICT を活用した稲作支援に関する実証実験を共同で実施すると発表しています。
多数の水田を保有する農家や農業経営体では、水管理作業や生育状況の把握などの労働負荷が大きな 課題となっています。そのため、農業、特に稲作の効率化を図る取り組みが進められていますが、機器や 通信費用などのコストが高く、これが導入の障壁になるそうです。
今回は、ICT を活用した稲作支援の実証実験を行い、農作業の省力化や地域の課題解決に資するサービ スの開発を目指すとのことです。
国交省や総務省も普及を推奨しており、今後様々な業界での利活用が期待できますね。



不動産担保ローンの日宝より
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