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マイナス金利受け不動産融資が過去最高に



 こんにちは。不動産担保ローンの日宝です。
アーティストのコンサートチケットなどの転売を管理するサイトに対して、ある芸能事務所が抗議を発表したそうです。人気アーティストのコンサートチケットが高額転売されるなど、問題視されていました。
コンサート入場の際に購入者と一致するかどうかの本人確認を実施するアーティストも出てきているようです。この問題は今後も続きそうですね。
 さて今日は過去最高となった不動産向け融資について紹介したいと思います。

マイナス金利受け不動産融資が過去最高に

日銀がマイナス金利政策を導入したことなどによって全国の銀行による今年度の上半期の新規の貸し出し額は、去年の同じ時期に比べて16%増え、不動産業向けは過去最高となったことがわかりました。

これは、日銀が、都市銀行や地方銀行など、国内の139の銀行による新規の貸し出し額などを調査してまとめたものです。
それによりますと、ことし4月から9月までの半年間に銀行が企業や個人に対して融資した金額は23兆9413億円となり、去年の同じ時期に比べて16%伸びました。
このうち不動産業向けに新たに融資した金額の合計は、5兆8943億円となり、過去最高の水準となりました。
これは都市部を中心に不動産価格が上昇する中、日銀がことし2月にマイナス金利政策を導入したことで不動産業者や不動産に投資するファンドの間でマンションやオフィスビルに投資するための資金を銀行から借り入れる動きが活発になっているためです。
日銀は、「国内の不動産市場は、全体としては、過熱の状況にはないが一部では高値での取り引きも見られることから市場の動向を今後、注視していく」としています。

NHK NEWS WEB 2016年11月16日配信 マイナス金利受け不動産融資が過去最高に  より引用


日銀が10月に公表した金融システムリポートでも、大都市圏の一部で「投資利回りが低水準となる高値取引がみられる」、「REIT(不動産投資信託)等の物件取得が地方圏に広がる動きがみられている」と指摘しているそうです。
東京オリンピック・パラリンピックに向けた首都圏の再開発や、不動産投資ファンドに対する融資が伸びたほか、節税目的で賃貸住宅を建設する個人への貸し出しも増加したとのことです。
 企業による設備投資の勢いが落ち着いている中で、需要が伸びている不動産業界は、金融機関にとって数少ない有望な貸出先になっていると見られます。「積極的な融資が不動産への過剰投資を後押ししている」(民間信用調査会社)として、バブル発生を招かないか懸念する声も出ているそうです。
 銀行が積極的な融資をする、その融資を元に企業が設備投資と不動産を購入する、不動産の売買競争が起こり、不動産の値段が高くなる…といった流れを経て、1993年頃バブルは崩壊しました。現在の不動産融資の伸びは、確かに似たような経緯を辿っています。しかしながら、私たちは過去を教訓にすることができます。マイナス金利政策が影響して発生したこの不動産市場の成長が、一時的ではない経済の活性化につながることを期待したいですね。



不動産担保ローンの日宝より
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