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FinTechは我々の生活をどう変えるか、お金のデザイン、ネストエッグ、マネーツリーが討論



 こんにちは。不動産担保ローンの日宝です。
アメリカ大統領選挙がいよいよ来週8日に迫りました。これまで民主党のクリントン候補が優勢と言われてきましたが、ここにきて共和党のトランプ候補が攻勢を強めており、クリントン候補は予断を許されない展開となっているようです。 日本の株価や円相場にも影響がある大統領選挙です。注目したいですね。
 さて今日は、Fintechが私たちの生活に与える影響について触れてみたいと思います。

FinTechは我々の生活をどう変えるか、お金のデザイン、ネストエッグ、マネーツリーが討論

 2016年10月19日から10月21日にかけて東京ビッグサイトで開催している「ITpro EXPO 2016」において、「体感できるFinTech革命 ~貯蓄から運用、資産管理まで、FinTechで変わる『あなたのお金』~」と題するパネル討論が実施された。パネリストとして、お金のデザイン取締役COO 北澤直氏、ネストエッグ代表取締役 田村栄仁氏、マネーツリー代表取締役CEO ポール・チャップマン氏が登壇。モデレーターは日経FinTech 岡部一詩が務めた。

◯スタートアップ企業が金融業界を変えた
 金融とITの掛け合わせによる新しいサービスを創出する「FinTech」。それによって従来は存在しなかった新しい金融サービスが次々と生まれている。そのメインプレーヤーは、銀行や保険会社など、従来の金融関連企業ではない。むしろ先進的なスタートアップ企業がFinTechを牽引してきた。
 お金のデザインの北澤氏は、冒頭でFinTech協会の参加企業が1年間で4倍に増えたことを紹介し、「短期間でFinTechをめぐる状況が大きく変わった」という実感を述べた。銀行や行政機関との話し合いでも、FinTechへの取り組みに対し積極的に協力してくれる姿勢が感じられるようになったという。
 モデレーターの岡部は、「もともと銀行や保険の業界はITに対して多くの投資を行ってきた。FinTechはそれとは異なり、コンシューマー向けの金融サービスがメインであると感じている。その要因は何か」と問いかけた。
 北澤氏は、「従来の金業界におけるITは、自社が利用するためのシステム、あるいは大口投資家が利用するようなものだった。コンシューマーはその恩恵を受けていたわけではない。FinTechによって、金融サービスがコンシューマーにも利用できるように、敷居が下りてきた。それは通信技術が浸透し、Webを使えばコストをかけずにコンシューマー向けのサービスを提供できる状況が生まれたからだ」と状況を解説した。
 北澤氏がCOOを務めるお金のデザインでは、ロボアドバイザーサービス「THEO」など、従来プロの投資家が享受していた資産運用を任せるサービスをコンシューマー向けに提供している。
 その利用者は、20代から40代が約9割、半分以上が投資経験をほとんど持たない層だという。北澤氏は「これまで投資をためらっていた層が、FinTechによって手を出すようになった」とFinTechの効果を語る。
 貯金するためのアプリ「finbee」を開発中のネストエッグの田村氏は「finbeeは、銀行のシステムに対してAPI(アプリケーション・プログラミング・インタフェース)を利用してアクセスして使うサービス。金額を更新するAPIを利用するのはfinbeeが日本初。既存の金融事業者である銀行がスタートアップ企業にAPIを公開するなどかつては考えられないこと。FinTechに協力的になってきたことの象徴と感じている」と述べた。


ITPRO 2016年10月20日配信 FinTechは我々の生活をどう変えるか、お金のデザイン、ネストエッグ、マネーツリーが討論  より引用


IDC Japanは今年1月、国内金融IT市場予測とFintechの展望について、調査結果を発表していました。2016年の国内金融IT市場予測は2兆407億円。業態別では、メガバンクが3,300億円、生命保険が3,200億円、カードが970億円、大手証券会社が920億円としていました。また、7月のレポートでは、金融機関のFintech関連支出が2020年には2015年の約10倍の支出規模を見込むとしています。
Fintechがもたらす変革は、金融業に留まらず、非金融系のサービスへも広がっていくとされています。とあるタクシー会社のアプリでは、タクシーを呼ぶことだけでなく、クレジットカードを登録し、支払いすることもできます。これもFintechの世界といえます。
また、大手IT企業のAmazonやAribaba、楽天、Yahoo!JAPANなどが中小企業への融資サービスへ参入しています。リクルートHDも8月に参入を発表しました。リーマンショック以降に発生した銀行による貸し渋りによって借入れが難しくなってしまった中小企業や、少額の融資を希望している法人向けにサービス展開されています。これまで銀行の「専売特許」とされてきた企業融資までもが、Fintechの影響を受けているといえます。
インターネットの普及、スマートフォンの普及によって、私たちの生活は現在もなお進化し続けています。便利になっていく一方で、私たち自身もサービスの良し悪しや安全性を見極める力が必要になってくるかもしれませんね。


不動産担保ローンの日宝より
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