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日銀総裁「物価目標の早期実現にマイナス金利を導入」



こんにちは。不動産担保ローンの日宝です。
2月になりました。今年はうるう年にあたり、リオオリンピックが開催されますね。
子どもの頃、2月29日が誕生日の人はどうするのだろうと不思議に思ったものです。次回のうるう年は、東京オリンピックイヤーになります。今から楽しみですね。
さて今日は、先日のマイナス金利導入に関する発表に触れてみたいと思います。

日銀総裁「物価目標の早期実現にマイナス金利を導入」

日銀の黒田総裁は、金融政策決定会合のあとの記者会見で、日銀の当座預金の金利にマイナス金利を導入するという新たな金融緩和策に踏み切ったことについて、 「2%の物価目標をできるだけ早く実現するためだ」と述べたうえで必要に応じ、今後も追加の金融緩和に踏み切る考えを示しました。
この中で黒田総裁は、今回、新たにマイナス金利を導入することについて「原油価格の一段の下落に加え、中国などの新興国経済などの先行きの不透明感から、金融市場は世界的に不安定な動きになっている。企業や人々のデフレ意識が転換するのが遅れ、物価の基調に悪影響が及ぶリスクが増大している」と背景を説明しました。
そのうえで黒田総裁は「大規模な長期国債の買い入れと合わせて金利全体により強い下押し圧力を加えていく。2%の物価目標をできるだけ早く実現するためマイナス金利を含めた金融緩和の導入を決めた」と述べました。
さらに黒田総裁は、今回の措置を通じて世の中の金利全般が一段と下がることで、投資や消費が活発になることが期待できるとしたうえで、「これまでの大規模な金融緩和に加えてマイナス金利という選択肢を加えたことで、さらに追加緩和が可能な政策となった。
今後とも、経済・物価のリスク要因を点検し、必要な場合には、ちゅうちょなく追加的な金融緩和措置を講じる」と述べ、必要に応じ、今後も追加の金融緩和に踏み切る考えを示しました。

NHK NEWS WEB 2016年01月29日配信 日銀総裁「物価目標の早期実現にマイナス金利を導入」 より引用


日銀は以前から金融緩和を実施してきましたが、この度はじめてのマイナス金利の導入となりました。2%の物価目標達成に対する思いが伝わります。
 マイナス金利とは、お金を預けた側が金利を支払うということです。2月16日以降、各民間銀行が日銀に預ける当座預金が対象となります。つまり、民間銀行側が金利を支払わなくてはならなくなります。
 これにより、民間銀行が当座預金を増やさないようになり、企業への貸出を積極的に行うことが期待されています。企業への貸出が増えると、企業は投資を増やすことができます。
 また、金利の低下も期待されています。民間銀行にとって日銀当座預金の金利がベースになるとされています。その日銀の金利がマイナスになるので、民間銀行の貸出金利つまり住宅ローンなどの金利も下がることが予測されています。
貸出に関しては、銀行側が受け取れる金利が下がるので貸し渋りが起こるのではないか、という懸念もあるようです。
一時的な円安、株高にしかすぎないとう声も聞かれるマイナス金利策ですが、デフレ脱却、景気回復への一歩となることを期待したいですね。

不動産担保ローンの日宝より
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