「資産は子供に残さん！」－持ち家保有のシニア世代が宣言
東京スター銀行が調べた「親世代の資産に関する意識調査」によると、持ち家を保有する６０－６９歳のシニア世代の８７％が「自分の資産を自分や夫婦のために使う」と回答した。一方、３０－４９歳の子供世代も７３・６％が「親の資産をあてにしていない」と答えた。「子供に資産を残し、老後の世話をしてもらう」考え方は過去のものになりつつあり、将来の不透明感から、親世代、子世代いずれも互いをあてにしていない姿が調査からは浮き彫りになった。
調査対象の中心はシニア世代が６０－６９歳で自身か配偶者名義の持ち家を保有して長子が３０歳以上、子世代が親が持ち家を保有する３０－４９歳の男女。サンプル数は１２００。
シニア世代は４３・６％が「ぎりぎりの生活」、「生活できない」と回答。持ち家がありながらも医療費や生活費など不安は尽きず、資産を自分たちのために使おうとする人が増えている恰好だ。
老後に対する考え方には、「資産を残さない代わりに老後のことは自分たち自身で解決する」の割合が８０％を占めた。子供世代も親の老後に対する考え方には７３・６％が「資産は自由に使ってもらい、老後のことは親自身で解決してほしい」と回答した。
こうした潮流を受け、老後の資金を得る手段として自宅を担保に融資を受ける「リバースモゲージ」への関心もシニア層では高まる。５０代では６８％、６０代では５８・２％が興味があると答えている。
「資産は子供に残さん！」－持ち家保有のシニア世代が宣言
こんにちは。不動産担保ローンの日宝です。
先日は関東を含む多くの地域で雪が振りましたね。通勤時の混雑で大変な思いをした方もいらっしゃると思います。関東での雪シーズンはこれからなので、今のうちに大雪への準備をしようと思います。
さて、今日は資産について触れてみたいと思います。
ニュースイッチ 2016年01月08日配信 「資産は子供に残さん！」－持ち家保有のシニア世代が宣言 より引用
2010年に実施された同様のアンケートでは、「親の財産は親自身に自由に使ってもらい、老後のことは親自身で解決してほしい」と考えている人が66.8％、「親の面倒は最期まで見る。その代わり、財産を自分に引き継いでほしい」は33.2％でした。資産を譲り受けない考えが増えていることがわかります。
親世代に関しても、「自分たちの財産は子どもに残さず、自分自身で使いたい。その代わり、老後のことは子どもに頼らず、自分自身で解決する」と答えた人が75.6％、「老後の面倒は子どもに最期まで見てもらいたい。その代わり、財産を子どもに譲り渡す」が24.4％だったようです。互いに依存しない傾向が進んでいるようですね。
また、今月から相続税の税制も改正されました。2億円以上の施策をもっており、それを相続した場合の税率が一部引き上げられています。持ち家や土地などをお持ちの方は、専門の税理士などへ相談してみると良いかと思います。
介護や相続といった部分は、個人だけでの問題ではありません。家族で話し合い、納得できる形で進めていきたいですね。
