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全国の遊休不動産を「シェア型複合ホテル」へ再生する事業開始/リビタ



まもなく旧盆ですね。みなさんは「ナスの牛」と「きゅうりの馬」の意味をご存知でしょうか?諸説あり、地域によって異なるそうですが、私の実家ではご先祖様は私たちに早く会いたくて「きゅうりの馬」で帰ってきて、帰りは名残惜しくてゆっくりと「ナスの牛」で帰ると聞かされていました。
さて、今日は株式会社リビタの新しい取り組みについて触れてみたいと思います。

全国の遊休不動産を「シェア型複合ホテル」へ再生する事業開始/リビタ

 (株)リビタは、全国各地の老朽化した遊休不動産(オフィスビル等)を、コンバージョンし、宿泊施設、飲食店、シェアスペース、店舗等で構成する「シェア型複合ホテル」へと再生する新規事業を始動した。
 地域内外の多様な人々が集まり交流する活動拠点となる場、シェアスペースを特長として、「日本の未来が宿る場。をつくる」をコンセプトに、新しいツーリズムやライフスタイルを生み出す施設を提案する。単に空間をシェアするだけでなく、地域の資源や魅力的なコンテンツ、価値を再発掘し、そこで活動するプレイヤーのアイディアや知識、ライフスタイルや価値観などをシェアする場、活動のきっかけとしての場を提供することで地域の活性化につなげていきたい考え。
 具体的には、地域内外の誰でも滞在利用できる充実したラウンジやカフェ&バー、宿泊者を中心に自由に使うことができる共用のキッチンやリビング、ダイニング、シャワールーム、水回り設備などのシェアスペースを計画。客室は、宿泊者の滞在時のストレスを払拭し、快適な睡眠をとることができるように工夫を凝らしたコンパクト型やドミトリー型を中心に構成する予定。地域資源、地域の魅力を見える化、その価値を再発掘する地域プレイヤーと観光客をつなぐツーリズムやイベント、ポップアップショップなどのコンテンツ、創造性(クリエイティビティ)を高めるきっかけとなるプログラム提案により体験価値も提供していく。
 計画時から地域に根差したプレイヤーの参画を募り、協同するかたちでプロジェクトの実現を目指していく。これまでの事業で培ったリノベーションノウハウ、シェアの概念、コミュニティ醸成の企画力や運営ノウハウを活かし、企画・プロデュースから運営事業までトータルで手掛けていく。
 初弾として石川県金沢市内でひがし茶屋街、21世紀美術館等主要観光スポットへ徒歩圏に立地する橋場町と上堤町で計2棟のオフィスビルを取得済み。橋場町は1966年築の鉄筋コンクリート造地下1階地上4階建て、延床面積933.30平方メートル。上堤町は72年築の鉄筋コンクリート造地上8階建て、延床面積2,835平方メートル。2016年春~夏頃に開業予定。
 今後は、三大都市圏を含めながらも、京都、函館、岡山など、全国の地方都市にて積極的に検討。年間2、3棟手掛ける方針。

R.E.port 2015年07月29日配信 全国の遊休不動産を「シェア型複合ホテル」へ再生する事業開始/リビタ より引用


リビタでは、千代田区内神田にある築53年のオフィスビルを改造したシェア型複合施設「the c」の企画も手がけています。また、「#BCTION」というプロジェクトでは、取り壊される予定のビルを美術館として再利用し、アーティストが発信する場所を提供する活動をしています。他にも、廃校となった校舎を利用する企業もありますよね。利用目的は違いますが、これらには「古い建物を再利用する」という共通の基板があります。
政府も、建築基準法の耐火基準などを満たさなくても一定の安全性が保てる場合は使用を認めるよう、法改正も視野に規制緩和策を進めるなど後押しをしています。
栃木県では旅行会社が廃校を利用した自然学校ツアーの企画を実施しており、デッドスペースの利用に止まらず地方再生にも良い影響がありそうですね。


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