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長期金利が下落、1年4カ月ぶりの低水準



中秋の名月も過ぎ、すっかり秋のらしくなってきました。
さて、本日は長期金利の下落について触れてみたいと思います。

長期金利が下落、1年4カ月ぶりの低水準昇
 28日の東京債券市場は、日本国債が買われて価格が上昇(金利は低下)した。長期金利の指標となる満期10年物国債の流通利回りは、終値で前日より0・005%幅低い年0・485%と、昨年4月以来約1年4カ月ぶりの低い水準となった。

 長期金利は、住宅ローンや企業への貸出金利の目安になる。8月半ばにいったん0・5%を割り込んだ後も低水準が続き、住宅ローンは過去最低の水準まで下がっている。

 景気回復が遅れる欧州でも安全資産とされる国債に人気が集まる影響を受けて、日本でも国債が買われやすくなっているとの見方が市場で出ている。

朝日新聞デジタル  2014年8月28日  配信 長期金利が下落、1年4カ月ぶりの低水準 より引用


 上記に伴い、大手行は9月から、住宅ローン金利を過去最低水準に引き下げるとのことです。当初10年固定の最優遇金利は、三井住友信託銀行が年1.05%から過去最低の年1.00%に、三菱東京UFJ銀行とみずほ銀行は年1.30%から年1.20%にするそうです。りそな銀行も年1.40%から引き下げる方針とだしています。
 住宅金融支援機構の長期固定住宅ローン「フラット35」についても、最も一般的な返済期間の金利が8月は過去最低の1.69%になりました。これは2カ月連続での更新でした。また、市場では「長期金利は当面、低下余地を探るだろう」(大和証券の山田孝志債券部副部長)との見方が増えている様です。
長期金利の低下は異次元緩和があまり効果を発揮しておらず、刷ったお金が国債購入に回っているだけだという考えもあるようですが、「円安基調は崩れていない」(野村証券の池田雄之輔チーフ為替ストラテジスト)との見方もあり、マネーサプライへの良い影響を期待し、株価の動きにも注目したいですね!


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